2010.12.05

リリーの言葉

おひさしぶりです。

駅店はいつでもガンガン行くぜ(ジブラ)、って感じで営業中でございます。

ブログで皆さんに素敵な本を紹介しなくちゃな~なーんて日ごろから思ってるのですが、この数ヶ月間、わたくし、迷っていたのです。

ボクのアイフォンにくるメールといったら、

「マツコ・○ラックスの素顔の写真みた?」
だの、

「キャン○ル・ジュンて、なに?」
という友人からのどうでもいい質問だの、

「いま、マザー・ウオーター観てきた! なんかほっこりしちゃった」
といった、いらん報告、

「来月結婚式あるんで二次会の司会してください、祝儀とかはいらないからね★」
だの、

ろくでもないものばかり。いや、最後のは、おめでとうございます。末永くお幸せに……。そして辞退します

ああ、いらんことばかりが世の中にはあふれている。
ぼくに到来するメールもしかり。
……というか司会の依頼は電話でしてくれよ。
やっぱり、自分に本当に有効な情報というのは、待っていては手に入らないのだ。
そして、ものどころか、すべてをダンシャリしたい、と頭かきむしっておりました(秋の間)。


紅葉深まる最中も、、そんなことを考え、ぶつぶつ布団に包まりながらつぶやいていたら(理由・寒いから)、新潮文庫から、アレが店にやってきたのです。

jyosino


リリー・フランキー『女子の生きざま』新潮文庫

かつて新潮OH!文庫にはいっていたのですが、ついに新潮文庫入り。懐かしくて思わず手に取り再読。
ううむ、と十年ぶりに唸りました。
まさに、この世知辛い世界を生きるための金言の数々! 

……まあ、あえてここでは例を挙げませんけど。
ぜひ駅店でページを開いていただければ……。

日々日常をサヴァイブしている女性に、そしてそばで寄り添う男性に、有効な実用書となっております。

来年の夏の100冊に入ってたらどうしよう……そんな妄想を抱かせる一冊。

忙しい師走に、自分にちょっとした笑いのご褒美としてもいかがでしょ。

駅店でお待ちしております。
2010.09.12

夏の終わりのト短調。

ひとり歩く夜道を流れる風が、秋めいてきております。
でももちろん日中は暑いんですけどね!
そんなこんなしているうちに、秋ってやつがいつのまにかやってきて、そしてじきに紅葉の季節ですなー!

秋の話をしたら鬼が笑っちゃいますかね!?

今年の夏はワンピース一気読みしたり、千日詣でにいったり、突如として朱印を集めだしたり(もうやっきになって! 河原町アンジェで発売中のアルバスを購入しました。なかなか気に入る朱印帖ってのはみつからないものですよね。ぜひアンジェで見てみてくださいね、お勧めです)……充実してるなあ!

……なんだろう、なんで目から汁があふれるのかしら、なんで泣いているんでしょうか。

……これは……、感傷だね! そうだよね! そうだといって!

悔いを残しながら、季節は過ぎ去る……僕だけを残して……(適当な詩的表現)。

そんななか、いま僕が読んでいるのがこれでございます。

クロエとエンゾー
辻仁成『クロエとエンゾー』小学館

このブログを読んでいる皆さんが、全員、
「なんでまた!?」
といっているのが聞こえる! ←妄想

「キャラじゃね~」とか、

「駅店のブログ書いてるやつのいままでの流れと違うじゃん!」
とかね……。

いやま、分かってるんですよ。
サブカル生まれサブカル育ちのわたくしが、手に取らないジャンルだってことはね。
でもさあ、たまにはこういうの、読みたくなるんです!

ロマンチックななにかを求めるときがあるんです!

すわ発情期!?

そんなわけで、皆さんも、ぜひ、この季節の変わり目に、「日ごろ読まないけど……」という本を読んでみてはいかがでしょうか。

そして、そんなあなたに、アンソロジーはいかが?
……やっと本題。

かつて発売されていた『ちくま文学の森』というアンソロジー集が、文庫になりました!
今月は二冊発売。全十冊。

ちくま文学の
「美しい恋の物語」「心洗われる話」などテーマごとに刊行。
ぜひ駅店においでいただき、なかのセットリストを見ていただきたいです。興味あるけど、と思っていた作家や、気になるタイトルが必ずあるはずです。

ほら、僕と同じように、この手のタイトルの本を敬遠している紳士淑女の皆さん……、ぜひ。自分の新しい一面を覗くことができるんではないでしょうかね?
食わず嫌いしてるんじゃないの~!?

ちなみにいずれ刊行される予定の、「悪いやつの話」「怠けものの話」が気になる!

というわけで、わたくしは『クロエとエンゾー』の世界に戻りますかね。
読んでいるうちに、なんかアッパーな気持ちになります。

2010.08.16

夏なんです。

ちょうど送り火の日にこの文章を書いております。
今日、僕は出勤しているので残念ながら、大文字を見ることはできません。
僕のアパートの屋根にのぼると(まあ、そんなことやってはいけないのですがね)、ちょうど全方向、すべての山を眺めることができるのです。去年、いつもはまったく挨拶もしない隣人やアパートの住人たちと、屋根にのぼって眺めたなあ。
なんて、京都の夏っぽいステキエピソードを披露してみました。
そんなことを書くと、「いいよね~。一度は住みたいな、京都」だなんて地元の友人にいわれるのですが、ところがどっこい働いてる以外のときにそんなイベントやら神社仏閣に頻繁にいってるかというと、んなこたないわけです。
いや、もしかしてみんないってるのかもしれないけど!
俺がいってないだけなのかもしんないけどね!

ああ、忘れてた。
ところで僕は夏の暑さから逃避すべく、ある冒険に出てたんですよ。

そう…ついに手を出してしまったんです。あれに。

onepiece

いわずもがな……な、ワンピース!

あ、劇場版ストロングワールドのDVDもまもなく発売ですね! ご予約はぜひ八条口店で!

いやあ、二日間で五十巻まで読んだんですけどね、面白いんだけど、もうなんつーかえらいテンションで、なんか髪の毛抜けそうになりました。←面白すぎて、の自分なりの意表現です。
ワンピース好きの社員さんに、「どのシーンで泣けましたか?」とたずねられ、考えてみる。

う~む。

なんか、ハイスピードで読みすぎたせいで、ぐっとくるとこはあったんだけど、それもまたどんどん通り過ぎていってしまい……。
ちゃんと現在発売中の巻まで購入したんで、もう一度読み直します!
……やっぱ二日の休みで一気に内容を把握しようなんて思っていた自分が悪かった……です!

そして、本日はもう一冊お勧めしたい。
荻原魚雷さんの『活字と自活』(本の雑誌社)です。

活字と自活

文筆家であると同時にアルバイターの著者の文集。表紙の山川直人さんのイラストだけでもジャケ買いしたくなる一冊です。
東京中央線沿線の生活、そしてブックガイドが一冊に。こちらはゆっくりハイボールでも飲みながら(はやってるんでしょ?)、ページをめくりたいです。
さて、この本に、就職しないで気ままに生きている男たちの共通点について書いてある文章があるのですが、それを読んだとき、ああ! とひざをたたいてしまいました。
気ままに生きていくには、パートナーありき、なのね。

まあパートナーの件は置いておいて、ワンピースを読んだことだし、まずは仲間を大事にしながら、生きていきましょうかね。

では残り少ない夏を、冒険しましょう!