2008.01.03

【科学】茂木健一郎著「脳と仮想」

脳と仮想(新潮文庫/ハードカバー)

旧友からすすめられて読みました。正直、「またコムズカシイのをすすめやがって・・・」と思いましたが、
意地張って読んでみたら、これがまったくそうではなかったです。文体こそちょっと固めですが、ちゃんと最後まで読めました。
(たまにあきらめることがあるんですが・・・、拾い読みじゃなく、最初から最後まで読みました。自分で嬉しい・・・)
書かれている内容は「最新脳医学に通ずる画期的論考」らしいのですが、なんというか、ちょっと感動した、んです。説明しにくいですが、うるっときちゃうような、感動でした。

それは、この本に繰り返されている「切実さ」のせいかな、と思います。
生きる上での切実さとか「仮想」がとても大事なもので確かに失うと辛いだろう、
と思わせられて、それは、私にとってやっぱり切実なものだと感じられ、それでうるっときたのだと思います。


とにかく、意外といけます!いつもは小説だけの方もぜひ読んでみてください。



Posted at 12:02 | オススメの本 | TB(0) |
2008.01.01

【絵本】 角野栄子作「ぼくびょうきじゃないよ」

【絵本】 角野栄子作「ぼくびょうきじゃないよ」

冬の絵本/風邪/うがい/くま/眼鏡/お医者さん

子どもの頃の思い出の1冊です。

明日はしんせきのお兄ちゃんと釣りに行く約束。氷のはった池に穴をあけて、お魚を釣るのです。ケンはこの日を楽しみにしていたのですが、ごほんとせきが出てしまって…。ケンとくまのお医者さんのお話。


くまのお医者さんが、風邪で困っているケンの部屋に突然現れました。
”間違って”人間の男の子のところにやってきたらしい。
ごほんとせきをやるケンに、”くま式治療法”をしてくれますが・・・。
ケンは無事に釣りにいけるでしょうか?

特にうがいの様子が真似したくなるような楽しい場面に描かれています。
ほんとに風邪の予防と治療にはうがいが一番ですもんね。
「うがいしなさい!手を洗いなさい!」と口うるさく指導されるよりは
こんなふうに温かく教えてくれたら嬉しいだろうなぁと思います。

うがいもいいですが、子どもの頃に印象が強かった「くま式」は、
ケンがくるまったふとんに息を入れて温かくする場面でした。
くまなんだから口はでっかくて、ちょっと生くさくて、でもあったかいんだろうなぁ…、
想像すると、ドキドキするような嬉しいような気持ちになりました。

心細い時、困っている時に突然に現れて、
”間違って”往診に来たのにも関わらず
「くま式」を授けてくれるだけで行ってしまうくまのお医者さん。
ほとんどボランティア、愛の人ですよね。しかもこのゆ~ったりとした大きな存在感。
今読むと、当時より何倍もくまのお医者さんに会いたくなりました。

Posted at 13:10 | オススメの本 |