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2008.07.16

片山杜秀と草森紳一

 片山杜秀1 片山杜秀 草森紳一 
片山杜秀氏の話題の二冊『音盤考現学』・『音盤博物誌』(これまた注目の版元アルテスパブリッシング)が当店にも入荷しました。
「音盤に森羅万象を観よ」というしおりにある言葉どおりに、音盤一枚からクラシック音楽が文化や思想や歴史とともに縦横無尽に繰り広げられ、ページをめくる手を止めさせません。特に各タイトルを挙げてみるだけでも、「高橋悠治と藤井貞和」、「キラールとコピペ魔」や「小林研一郎といつまでも変わらない日本」などクラシック音楽に詳しくなくてもこれはと気になるものが並びます(各サブタイトルもまた惹きつけます!)。「何ィ音楽評論だって?」という方にも手にとって頂きたい快著です。
 さてこの片山杜秀氏のこの評論スタイルが読んでいくうちに誰かに似ていると思いました。先日惜しくも亡くなった雑学の人・草森紳一です。氏もまた、文学、詩、漫画、映画、写真などから森羅万象を観る人でした。片山氏は草森イズムの正統な継承者といえるかもしれません。いや、きっとこれから・・・(勝手かなあ)。いわゆる雑を書く人の書物が少なくなった現在には非常にうれしいニュース、今後の活動にも注目していきたい書き手の一人です。またユリイカ連載の故草森紳一の新刊!『夢の展翅』(青土社刊、井上洋介画伯の挿絵や装丁も素晴らしい!)も入荷してまいりましたので、そちらもあわせて是非。それにしてもクイックジャパンで連載してた人物評論「記憶のちぎれ雲」をどこかの出版社出してくれないかなあ

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