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2008.10.17

ゼスト御池店から  過去と未来を廻る人間の戦い

 時間を遡ることが出来るのなら、過去をもう一度やり直すことができるのなら・・・
 みなさんはそんなふうに考えたことはあるでしょうか?
 この本は、そんな夢のような技術を手に入れた今よりも少し未来の人々と、それに巻き込まれた史上の人物たちが織り成す、苦しい戦いの物語です。

ねじの回転 上巻    『ねじの回転 上巻』 集英社文庫 ¥476(税別)


ねじの回転 下巻    『ねじの回転 下巻』 集英社文庫 ¥457(税別)

 
 近未来、時間旅行技術を手に入れた人類は、過去に介入し、歴史を変えるというプロジェクトを行います。
 それは一見、人類のためとなる『聖なるプロジェクト』のように思われましたが、歴史を捻じ曲げたことによる綻びは大変なかたちで新しい世界に現れます。本来の歴史では現れなかった、致死性の高い奇病が蔓延するのです。
 悲惨な結果を招いてしまった人類は、もう一度過去を修復してやり直すことで、歴史の綻びを元に戻そうと、再び新たなプロジェクトに着手するのです。
 その介入ポイントに選ばれたのが、この本の舞台である、1936年2月26日の東京、「二・二六事件」の四日間である。
 果たして、過去を修正することは可能なのか?
 人類が望む新しい未来は手に入るのか?
 
 過去に介入したことによる綻びを、再び過去に介入することによって修復するというパラドックスを緊迫感あふれる文章で描いています。 
 SF的世界観と、歴史的世界観が同時に味わえるのもこの本の魅力です。

当店では、ただいま文芸話題書売り場で展開しております。
ご来店の際は、どうぞお手にとってご覧になってみて下さい。









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