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2008.11.08

めがねがまるからしかくに

考える人 ミケンザカ しごせん

考える人が「堀江敏幸と歩くパリ周辺」を特集しています。考える人から生まれた秀作『雪沼とその周辺』をあげるまでもなく、2002年に産声を上げた考える人のはじめの方から目次を開いていけば大体どの号にも堀江敏幸という名を確認することができますが、その創刊当初から温められていた企画が六年の歳月を経て実現しました。留学時代から散歩の度に立ち寄った店や、週末の古書店を歩く「未開封の言葉を手もとに~パリの書店めぐり~」や堀江さんが長年敬愛してやまない二人のパリを離れた作家を訪ねた、ミシェル・トゥルニエ「膝が語ってくれること」、ジャン=ルー・トラッサール「狼と虎がいるところ」(日本ではまだ邦訳のない作家、是非堀江さんによる訳をと期待したくなる!)やパリの職人がいる小さな工房を覗いたりと堀江さんが静かにパリと周辺を紹介してくれます。そのほかにも、新連載原武司の「レッドアローとスターハウス」、第7回小林秀雄賞発表、内田樹「日本の身体 ゲスト:井上雄彦」などなど考える人2008年秋号は読みどころがたっぷり詰まっています。
また「考える人」や「新潮」などに書いたものをまとめた堀江さん待望の最新刊『未見坂』(新潮社)や2000年思潮社から発売された書評や論考や断章をまとめた『子午線を求めて』が講談社文庫に入りました。考える人の特集に合わせたとしか思えない刊行が続いていますが今年は一段落ついたところでしょうか、考える人と堀江敏幸フェア「堀江敏幸のリズムで歩くパリ」はゆっくり11月末頃まで開催予定です。考える人バックナンバーもあります。
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